発達特性のある子を連れての旅行は、楽しみと同じくらいドキドキや不安もあります。
それでも「行ってよかった」と思える瞬間がたくさんありました。今回は、娘との沖縄旅行で感じたことをお伝えします。
🏨 宿泊先はルネッサンスリゾート沖縄
今回泊まったのは「ルネッサンスリゾート沖縄」。
プライベートビーチ、屋外プール、屋内プールがそろっていて、子連れでも楽しめる設備が充実していました。
特に水遊びの施設が多いので、過ごし方のバリエーションが豊富です。
👀 いきなり遊ばず、まずは“現場確認”
子どもをすぐ海やプールに連れて行きたくなりますが、わが家ではまず親だけで下見をしました。
更衣室やトイレ、タオル置き場、パラソルやマリンアクティビティの申込場所、ランチを食べる場所などを一通りチェック。
ネットで見る地図や写真と、実際に目で見る現場はやっぱり理解度が全然違います。
発達特性のある子の場合は特に、「どこでパニックになるか?そうなったらどう動くか?」まで想定しておくと安心です。
いわば“現場現物確認”。これをしておくと心の余裕がぐっと増しました。
🌊 プールと滑り台での挑戦
ホテルのプールでは、最初は浮き輪でゆらゆらしていただけの娘。
それがだんだん腕につける浮き輪だけで浮かべるようになり、平泳ぎのような動きをしたり、体の向きを変えてみたり、水中で自由に動けるようになり、急成長を見せてくれました。
さらに幼児向けの滑り台にも挑戦。最初は緊張した様子でしたが、何度か滑るうちに表情がやわらぎ、楽しそうな笑顔を見せてくれました。
言葉はなくても、表情と仕草から「楽しい!」という気持ちが伝わってきて、母として胸がいっぱいになりました。
🛁 更衣室の活用について
ルネッサンスリゾート沖縄では、部屋から水着で直接プールや海に行けますが、近くに更衣室もあります。
シャワーやトイレ、ドライヤーが備えられていて設備は充実。
私は更衣室にも着替えを置いていましたが、結局は部屋で着替えさせました。
ただ、もし水着が汚れてしまったとき(たとえばトイレの失敗など)には、更衣室での着替えがとても役立つと思います。
こうした備えを想定しておくだけでも安心感が違います。
💦 癇癪や離席…旅行中のハプニング
楽しいことばかりではありません。
海から急にホテルに戻ろうと歩き出したり、ロビーでふらっと出口に向かってしまったり。
車を待つ間も落ち着かず癇癪を起こす場面があり、その度に気をそらしたりなだめたり…。
大変さはありますが、新しい環境で娘がどんな反応を示すかを見ることは、普段の娘との関わりを振り返る機会になると思っています。
「こんな場面で親の指示に従えなかった」「パニックになってしまった」という課題を持ち帰って、
家の外でも落ち着いて過ごせるにはどうしたらいいかな?を考え続けています。
🍴 和食レストランで過ごせた成功体験
夕食はホテル近くの和食レストラン「のぶ」へ。
幼児用のおもちゃや絵本がたくさん用意されていて、娘は夢中になりぐずらず過ごせました。
一方で、食事中に席を立って歩き出してしまうこともあり、「次はどう工夫しようか」という課題も見えてきました。
それでも家族でゆったり食事を楽しめたことが、とても大きな収穫でした。
😅 旅行中のちょっとした失敗談
子供用のスプーンやフォーク、コップを持参しなかったのは失敗でした。
レストランによっては使いにくいプラスチック製しかなかったり、コップが取手なしのガラス製で扱いづらかったり。
薬を飲ませるときにも困ってしまい、ホテルにお願いしてプラスチックスプーンを借りました。
次回は必ず持っていこうと心にメモしました。
✨ まとめ:笑顔と気づきが旅の宝物
娘と一緒の旅行は、癇癪や離席など大変なことも多いですが、その分「できた」「楽しめた」の瞬間が一層輝いて見えます。
笑顔を見られることが、何よりのご褒美でした。
子連れ旅行に不安を感じている方へ。「完璧」を目指さなくても大丈夫。
小さな成功と失敗の積み重ねが、かけがえのない思い出になります。
次回は、この旅をどうやって“お得”に実現できたのかをご紹介します。
※この記事は2025年8月時点の旅行体験をもとに執筆しています。